先日、取材先でこんな話を聞いた。
都内でヘアサロンを経営している美容師さん(正確には理容師免許もある)は、
スタッフを雇用する際に、既存スタッフ達に選ばせると、良い結果になると言う。
以前、後援会に属している某専門学校からスタッフを1名採用したのだが、
その際は、学校側の意見を尊重して受け入れた。
人気があるヘアサロンなので、学校側としても優秀な生徒を薦めたと思う。
が、結局は、残念ながら途中退職となってしまった。
原因は色々考えられるが、恐らく経営理念や目標など、
そのヘアサロンのカラーに馴染めなかった事も考えられる。
だからこそ、ヘアサロンのカラーを肌で感じている既存スタッフがスタッフの採用を決めると、
最終的に長続きすると推察する。
だとすると、技術でもなく学力でもなく、同じ経営理念の元、
同じサロンで働くに値する人材なのか、その見極めは経営者よりも、
既存スタッフの眼力の方が的確であるとも考えられる。
ファーストインパクトや相性などの目に見えない何か。
殊更、理美容師の場合、そこが重要である事も事実である。
では。