商圏内のライバル店を本当に知っているのだろうか?
落ち着いた雰囲気のヘアサロンが近所に出店した。
大型ディスカウント店が進出してきた。
1000円カットのヘアサロンが駅前にできた。
大手チェーン系列の美容室が出店してきた。
商圏内のライバル店を分析する際、内装・外装だけで、
もしくはリーフレットなどだけ判断していないだろうか。
あそこは、ディスカウント店だから、技術内容はなんとなく想像できる。
落ち着いた雰囲気の店だから、狙いの客層は年配の人だろう。
大手チェーン系列だから、技術や接客は大味だろう。
このような思い込みからライバル店を分析する事は危険だ。
実際に技術や接客を受け、体験して分析する事が重要であると考える。
ディスカウント店だけど、想像以上に丁寧に行なう所は多い。
1000円カットの店内に入れば、値段とスピード以外に清潔感を感じる事もある。
大手チェーン系列で技術力に波はあるが、レセプションだけは最高に良いケースもある。
要は、実際にライバル店に行きもしないで対策を考える行為は、
暗闇の中でピッチャーが投げる球に対し一発逆転満塁ホームランを狙う事と同じ位無謀ではないか。
経営者が偵察に行けないなら、親類やスタッフが行けば良い。
近所にライバル店が出来たとワーワー騒ぐ前に、相手方の情報を的確に得る事が先決だと思う。
ライバル店をイメージだけで捉えている経営者は、案外多い。
では。