さて、昨日の差別化についての続きです。
その前に、ちょっとオイラの思い出話に付き合ってください。
競馬にハマっていた時、ツインターボと言う逃げ馬がいたんです。
この馬、勝ち負けは別として、人気があるんです。いまでもね。
mixiでは、ツインターボのコミュニティがあるくらいだから。
で、どうして人気かと言うと、ペース配分なんか一切無視の大逃げ(最初から先頭を突っ走る)。
玉砕覚悟の大逃げ。狂気の逃亡者などとも言われています。
そして、13年前のオールカマーと言うレースでも案の定の大逃げ。物凄く飛ばす。
ガンガン飛ばして逃げまくるツインターボ。
途中、解説者が、ここまで先頭と離されると、後続の馬は走る気がしなくなるんです、と言っていました。
もちろん、そのレースはツインターボの圧勝だったのですが、
今でも伝説のレースと語り継がれる衝撃的な勝ち方でした。
さて、話を戻しますね。
昨日は靴のマギーと言う会社の取材で伺った1:1.3の法則でしたが、
実は、もっと凄い法則があるらしいのです。
取材に協力してくれました同社相談役が、こんな事を言い始めます。
相談役「1:1.3の次には、1:1.7ってのがあるんだよ」
エロ侍「マジっすか?」
相談役「うん。1:1.3は差別化。つまり、地域一番店になるための法則なんだ」
エロ侍「じゃー、1:1.7って何ですか?」
相談役「ずばり! 地域ダントツ店」
エロ侍「だ、ダントツ店ですか?」
相談役「そう。同業他社を寄せ付けない。もっと言えば、諦めさす位に大きくリードする法則」
エロ侍「つまり、商圏内の同業他社の地域一番店に対して、1.7倍の何かを作れば良い訳ですよね」
相談役「1.3倍だと、いつ逆転されるか分からないからね」
エロ侍「確かに、そうですね」
相談役「だけど、1.7倍をも差を付けられると、今度は、同業他社が諦めムードになるんだ」
エロ侍「1.7倍も差を付けられたライバル店には、到底勝てないと思ってしまうと言う事ですか?」
相談役「うん。だから、やるなら1.3倍よりも、最初に1.7倍の差を付ける事が重要なんだ」
エロ侍「それは、お客さまの印象も、そうなんですか?」
相談役「そうだね。1.7倍の敷地面積や商品量を見たお客さまは、ここはダントツに違う! と感じる」
エロ侍「なーるほど。だったら最初から1.7倍の差を付ければ、手っ取り早いのですね」
相談役「それとな、多少のトラブル(イメージダウン)が問題となっても、首位は不動なんだ」
エロ侍「1.3倍の場合は、地域一番店から転がり落ちてしまう、と言う事ですね」
相談役「そう。だから、同業他社に対して1.3倍程度の差で甘んじていてはダメなんだな」
エロ侍「勉強になります」
実は、この話には、まだ続きがあるのです。
それは、また明日と言う事で。。。
すまぬ、出し惜しみしているようで。