理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

期待感と安心感

先日、町田にある美容室(正確には業態特化の専門店)に行った。

連載原稿のお話を聞くためだ。

印象深いのは、宣伝告知の際のキャッチコピー。

「中途半端な、もしくは過度の期待感を与えるようなキャッチでは、お客さまは失望する」と言う。

どんなダメージでも、キラキラストレートに!

トリートメントで、しっとりサラサラに!

ホットペッパーなどを見ると、このようなキャッチは、いたるところにある。

まさに、期待感のオンパレードだ。

それを見たお客さまは、本当に来店してくれるのだろうか。

仮に来店されたとしても、どんなダメージでもキラキラストレートに! と謳っている以上、

お客さまが満足するハードルは高くなる。

ハードルが高ければ高いほど、逆、つまり失望感につながる確率も高くなると言う。

その失望を何回か繰り返しているお客さまは多い。

だからこそ、その経営者は「安心感を与えるキャッチの方が、断然効果的だ」と話す。

もちろん、業態を特化した専門店だからできる戦略ではあるが、

言い換えれば、自店の強みをアピールしないで、

闇雲に期待感だけを煽る宣伝広告は、逆効果であると理解できないだろうか。

縮毛矯正やデジパーなどに至っては、なおさらである。


余談ではあるが、縮毛矯正の安心感を与えるキャッチの代表例として

「全工程一人の技術者で・数時間は絶対必要」などがある。


と、また生意気なことを書いてしまいました(汗)。

ごめんちゃい。