またまた、昨日の経営セミナーの話で恐縮ですが、しばしお付き合いください。
ニューヨークを拠点として活躍している某著名美容師さんが、こんな事を言っていた。
ブラントカットの練習をしていた。
何度行なっても、何度行なっても先輩から合格と言われない。
正確に、まっすぐにブラントカットを行なってもダメ。
どうしてなんだろう? と思い一歩下がってカットモデルを見ると、似合っていない事に気が付いた。
その時はじめて、ブラントカットを練習する理由を理解した。
正確に、まっすぐにカットする以前に、お客さまの要望に応えること、似合う髪形にする事が第一。
そのためのブラントカットなのだ、と。
手段が目的になっている美容師を否定はしないが、それでいいのかと思う。
なるほど。
ヘアサロンを経営する目的は、なんなのか。
もしかしたら、本来ならば手段である事が、目的になってはいないだろうか。
ふと、そのような事を思った。