理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

ボクのお店ができるまで②

新シリーズ開始

と言っても、「あなたの店に忍び寄る税務署員」と同じでシステム編集(だから、なんだよそれ)したモノです。

2年前のできごとなので、ちょっと古い内容となっています。ご容赦願います。

このシリーズでは、ある美容師さんが独立までに経験した様々な事を、忠実に再現してみました。

全9話完結で御座います。

青年よ大志を抱け、でも騙【だま】されるな。

と言う事で、第2話スタート!



「04年1月 店舗デザイナー探し」

物件探しと並行して、店舗デザイナー探しも行なった。

と言っても、ツテなどないため勤務先の取り引きデーラーに紹介してもらい、

結果、デザイン会社3社とフリーランスのデザイナー1名で相見積もりを取ることにした。

イメージに近いお店の写真と予算を提示したのだが、各々に聞かれた共通の言葉は

「で、いくらまで出せますか?」と。

最初から予算を提示しているにも関わらずである。

このとき妥協【だきょう】してしまうとお金はいくらあっても足りなくなる。

良いモノを造るには高額な資金が必要な事は理解できるが、こっちとしても予算がある。

極力その予算の範囲でできるお店を希望した。

相見積もりの結果、店舗デザイナーが決まったが、

この後、詳細に渡りこっちの希望を言ったら、予算を大きく上回ってしまった(汗)。

当然だろう。

ボクは店舗デザインに関してはド素人なのだから。

理想と現実が違う事を痛感したボクは、削【けず】れるモノは大胆【だいたん】に削り、

予算内に収めた。

つもりだった。

その後、理美容業界で有名な税理士を紹介された。

この税理士は気に入った客の仕事しか受け持たない。

その反面、仕事はパーフェクトにこなす。

ボクがお店のコンセプトや理念などを説明すると、気に入ってもらったのか協力してもらう事になった。

力強い見方がまた一人増えた。

今後の支店出店計画を踏【ふ】まえた事業計画のアドバイスや資金繰りの相談にのってもらい、

あとは物件が見つかるのを待つばかりとなった。

つづく


その3
http://blogs.yahoo.co.jp/eroisamurai/archive/2005/11/30?m=lc