理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

あなたの店に忍び寄る税務署員第六話

CM終わりまぁ~す。

3、2・・・

税務署員との鬩ぎ会いは昼まで続き、結局、昼食タイムと言う名の一時休戦協定が結ばれました。

その間、税務署員たちは当然、情報交換を行なっているのです。

さて、第6話のスタートです。


【作戦会議】

一方、昼食中の税務署員たちは…

税務署員A(ジーン・仮名)「主任、どうやら売上げは誤魔化していないように思えますが…」

税務署員B(デニム主任・仮名)「そうだな…、俺が見たところも帳簿はしっかりしているし、

売上げに関しては、とくに怪しい所はないかもしれんな。午後からは経費の方を重点的に調べてみるか」

税務署員C(スレンダー・仮名)「そうですね。あの店は客数も多いので、調べればボロが出るかもしれませんね」

つづく


第6話チェックポイント

経費の見解は、あくまでも税務署員との意見交換のうえで決まる場合が多い。

たとえば、シャンプー剤。

スタッフ同士がシャンプーした場合は経費と認められない。

これは、売上げに関係なく、むしろスタッフが個人的に使用したモノに過ぎないという見解だ。

たとえるならば、お寿司屋さんの板さんが、残ったネタで自分の食事を作って食べた場合、

その板さんは自分のお店に料金を支払う、という理屈だ。

話を戻そう。

そのスタッフ同士のシャンプーを研修としたらどうであろうか。

勉強のために使用したシャンプー剤ならば、立派な研修費、つまり経費と認められるのである。

このように、見解の違いによって経費に認められない場合もあるので、

税務署員とジックリ意見交換を行ないたい。

余談になるが、定期的に計上されている経費や、

金額が大きい経費は標的にされやすいので、注意が必要だ。