理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

あなたの店に忍び寄る税務署員第四話

あなたの店に忍び寄る税務署員も、第4話を迎えました。

全20話をダラダラと掲載する予定していますので、御覚悟願います(汗)。

おっと、これを読んでいる間にも、税務署員はあなたのお店を狙っているかもしれません。

ご注意ください。では、本編をどうぞ♪♪


【先制攻撃】

税務署員「昨日の帳簿ってありますかね? それとレジペーパーも。

あと、昨日来店されたお客さまのカルテの拝見できますか?」

私「いいですけど…なにか?」


――しばし、カルテとレジペーパーを読み込む税務署員――


税務署員「これ、昨日の売上げの数字と、実際の数字違うではないですかっ! どういうことですか!」

私「えぇ、昨日の今日なので、まだ売上げ処理が出来てないんですよ。

なので、記入モレなどで誤差が生じてしまうのは、当然のことですよねぇ。

もっと言えば、今回の調査は前年度の所得税と消費税が対象でしょ。

つまり昨日の売上げで、あーだこーだ言われるのは筋違いもいいところですよね」


つづく


第四話チェックポイント

税務署員は先制攻撃とばかりに、昨日の売上げ金額をチェックして誤差があることを指摘する場合がある。

これは、以後の税務調査に対して、税務署員がイニシアチブを取る手段に過ぎない。

昨日の数字が違っているんだから、昨年度の売上げも誤魔化しているんだろう、と言わんばかりに。

いわれなき理不尽な言いがかりは、断固として否定するのが最良の策である。

ただし、注意すべき点は税務署員は事前調査を行なっていることだ。

少なくとも、調査1週間前位からの客数は知られていると思った方が良い。

つまり、あるべきお金がないと言ったり、使ったお金を使っていないと言うウソは、

見抜かれていると思った方がいいのである。