理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

カットブロー1,000円 激安 10%オフ 子ども半額と書かれた販促チラシを見て思ったこと


フェイスブックを見ていると、興味深い写真が目に留まります。

それが、コチラ。

イメージ 1

投稿者の許可を得て、転載させていただきました。

ありがとうございます。


この写真は、投稿者の同業者(美容室)の販促チラシ。

自宅の郵便受けに入っており、印象深いので投稿したと言うのが、主な内容です。


で、コメント欄を見ていくと、9人目には、このような書き込みが。

「私、気になるから行ってみたい」と。


そして続けて、その理由についても触れています。

「やり方は間違っているかもしれないが、頑張ろうとしていることは、伝わってくる」


結局、10人目までのコメント欄には、この方1人のみが

お店からのメッセージを受け入れた結果となりました。


私は思います。

この販促チラシ、アリかも。


ハイ。

確かに第一印象は、手作り感満載な感じで、逆効果かもしれません。

とは言え、まず第一として、この販促チラシがウエブ上で、実際に拡散されたから。

つまり、フェイスブックのネタとして登場したのです。


今回は、同業者の販促チラシと言うことで、武士の情け的な感情から

住所などの連絡先部分は消されての投稿でしたが

これ、同業者以外の人が投稿する場合、連絡先は消されることなく

そのまま紹介されていくことでしょう。


そこでは当然、否定的な人たちも多いことが予測できますが

しかし、何かの折に店頭を通った際

「あ。ここか。この間のお店って」となり

チラっと見た際、思いのほか清潔感があったり

目が合ったスタッフたちからは、満面の笑みで会釈されたら、どうなるでしょうか。

元々の印象が悪いため、一挙に好感度が高まることが考えられます。


そして、当初の理由はどうであれ

コメント欄を見ると、10人のうち1人が興味を示していると言う事実。


そこも興味深いのです。


だって、その1人が掲載店舗に実際に行ったとしたら

反応率は10%と言う驚異の数値となるから。


さらに、です。


販促物制作における重要なことの一つとして

私は「経費をかけないで最大の効果を狙う」としています。


この販促チラシの経費を推測すると

紙代とコピー代金となり、その他、ボールペンとか細かい費用は置いておきます。

500枚の場合は紙代300円、コピー代は1枚5円計算としたら2,500円、合計2,800円。

計算がめんどうなので、3,000円としましょう。


はい。この販促チラシ制作費用は、3,000円です。

で、反応率が10%となれば50人の集客に繋がり

売上げは50人×1,000円なので、5万円となります。


個人的には、一度きりのご来店人数の売上げで

販促物の初期投資を回収する考えは、好きではありませんが

今回は、その辺りは素ッ飛ばして、新規集客数のみで判断していきます。


話を戻しますが、500枚制作で5万円の売上げですから

倍の1,000枚では、6,000円投資して制作。


1,000枚レベルになると、印刷会社にお願いした方が安くなりますが

まぁ、その辺も計算がめんどくさくなるので、ここではコピーで行なうことで進めます。


・・・とは言え、気になるから、計算しちゃう私。


A4サイズ片面モノクロ、10営業日印刷では2,000円(税別)。カラー同額。

紙代は当然含まれていますので、驚異の経費大削減

正確には経費が安くなり、効倍が倍と言う、信じられない結果が可能となります。


またまた話を戻します。

1,000枚配布したら、100人の集客となりますので、売上げ10万円。

私が、この手作り感満載の販促チラシの凄味を感じたのは、この計算をした時でした。


カット5,000円の新規客を20人集客すると、売上げは同じく10万円。

その経費を6,000円(印刷会社発注の場合、2,000円)で行なっているのと、同じことになります。


繰り返しになって恐縮ですが

その第一印象からは、販促の基本ルールから逸脱している感はありますが

実は、経費を徹底的に抑えていること

そして、対象見込み客を絞り込んでいること

この2点を見事に捉えている販促物と言うことが理解できます。


普段から素行が悪く、いつも問題ばかり起こしているんだけど

よーく見てみると、実はその言動の根幹は筋が通っていて

結局、一目置かれているヤツ、みたいな感じでしょうかね。


あ。そうそう。

私が最大のポイントだと思ったのは、折り込んでいること。


こうすることで、ジッと見てもらえる確率が高まりますし

そして何よりも、人の温もりが伝わってくるのです。

このひと手間が、実は大きいかもしれません。


何かを見た際、過去の事例などから判断しないで

一旦、全てを受け入れてみると

実は、その裏側にある第一印象とは異なる、事実を知ることができるので面白いです。


今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

左下の奥歯の隣に、親知らずが頭を出してきている

理美容経営企画室の関口でした。

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10月5日(月) 石川

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10月26日(月) 大阪

11月16日(月) 奈良

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