理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

ヘアサロン心の経営セミナー

今回の内容【売上げが高い理美容師。その共通点を探る】
 
 
先月末の話で恐縮ですが、ロレアル社主催の
 
心の経営セミナーを取材させていただきました。
 
その内容を紹介していませんでした。スミマセン。
 
なので今日は、同セミナーを紹介させていただきますね。
 
 
【自分に投資できるか】
 
「売上げが向上しているヘアサロンに共通しているのは、現状スタッフたちが
 
過去のスタッフたちの記録を破り続けている状況」
 
 
「売上げに対する諸経費のうち人件費は4050%を占める」
 
「そのため、スタッフ教育が重要になる」
 
 
「教育のポイントはスタッフのヤル気の灯をつけること」
 
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ラポットカンパニー代表の伊藤豊氏は
 
7月29日に開催された心の経営セミナーで冒頭、このような内容に触れる。
 
ロレアル東京アカデミーで行なわれた同セミナーの前半は
 
ヘアサロン経営におけるスタッフ教育の重要性が説明され
 
後半は繁盛ヘアサロンの実例などが紹介された。
 
主催は日本ロレアル株式会社。
 
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「美容師として成長する根幹には、自己投資への姿勢が挙げられる」
 
「技術練習と情報収集。前者は、まずは一ヶ月に100時間の練習を行なう」
 
「時間を投資する意識」
 
「そして、理美容業界誌を購読する金銭的な投資という考え方も必要」
 
「現在、500万円の売上げがあるスタイリストは
 
アシスタント時代に毎月7冊の理美容業界誌を購読していた」
 
 
【100時間練習を行なうことで得るモノ】
 
伊藤講師が提唱する100時間レッスンは
 
多くの理美容師が実践し、そして達成している。
 
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「まず行なうのは100時間練習することを宣言する」
 
「そして行なう。達成したら私にメールでレポートを送ると記念バッジが得られる」
 
「これが一連の流れ」
 
「ちなみに、100時間練習するには営業日だけでは不可能で休日も行なうことになる」
 
 
「伊藤講師は、この取組みについて
 
感動の初動教育法‐熱血教師の実例に学ぶ(著・田中真澄/発刊・ぱるす出版)』
 
という書籍で紹介されているグループダイナミックス(集団力学)
 
を参考しているとも語る。
 
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「小学校のある教育現場では、小学生たちに達成不可能に近い宿題を出す」
 
「何回も繰り返すうちに、誰か一人が達成できる」
 
ると、一挙に多くの学生たちが後に続き、達成できるようになる」
 
「そして今度は、達成するまでの時間が短縮されるのが集団力学」
 
 
100時間練習の意味はそこにあり、スタッフの一人が達成することにより
 
他のスタッフへの影響も生まれる。
 
そして、達成までの時間が短縮されるようになる。
 
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100時間練習ができるようになると、今度は130時間…150時間というように
 
いかに長時間の練習ができるのか、その内容で競い合うようになる」
 
「そして、200時間の練習を行なった人たちのレポートを見ると
 
そこには共通しているキーワードがある。『美容の仕事が好き』という一文だ」
 
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【美容師の第二次成長期は何歳?】
 
そもそも、なぜ100時間レッスンが必要なのか。
 
伊藤講師は、のように説明する。
 
 
「理美容師が成長するタイミングは、専門学校を卒業した20歳から25歳くらいまで」
 
「この期間の練習量により、理美容師として技術力に差が生じてくる」
 
「とはいえ、現在の理美容業界。アシスタントの平均練習時間は月20時間程度」
 
「ここに問題があり離職率にも関連してくる
 
 
前述の200時間を越す練習を行なうことで
 
理美容師に対する職業観に「好き」という意識が芽生える。
 
言い換えると、月20時間の練習量では
 
「仕事が好き」という感情は抱けないことになる。
 
 
100時間練習を行なったアシスタントは、スタイリストに成長したあとで
 
諸問題に対して逃げることがなくなる」
 
「また、別の側面には多くの協力者の存在に気付く」
 
「そこからは、感謝や想いについて教わることになる」
 
 
そして、理美容師が成長するタイミングはアシスタント時代のほかに
 
もう一つある。
 
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「スタイリストとして35歳くらいまでに経験するのが、後輩の指導」
 
「教える際、確認する意味もあり
 
ベーシックを見直すようになり、このタイミングで成長する」
 
「この2つの成長期の練習量によって40歳以降の人生に違いが生じてくる」
 
 
美容師として分岐点である40歳。
 
独立できるのか。
 
それとも勤務サロンの幹部スタッフとして店舗拡大に取組めるのか。
 
それとも……。
 
 
【売れるスタイリストの習慣】
 
基礎体力には身体だけではなく、心にも存在しているという伊藤講師。
 
それは「向上心」と「集中力」と「忍耐力」となり
 
忍耐力とは何かを続けられる意識とも話す。
 
 
 
「年代別顧客対応の具体的行動というシートがあり
 
これを手渡して書き込んでもらう」
 
 
「すると、不思議なことに書き込むキーワードや文章の量と
 
売上げが比例していることが理解できる」
 
 
「すべての欄に書き込んでいるスタイリストの売上げは、高いということ」
 
「この実例から分かるのは、仕事に対してつねに問題意識を抱いており
 
その対応策について考え続けているから」
 
 
「だから、具体的な行動内容を数多く書くことができる」
 
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この言葉から理解できるのは身体と心の基礎体力が
 
売上げという数字に影響しており
 
100時間レッスンによって向上することが、理解できる。
 
 
【高齢化のポイントとは】
 
 
少子高齢化が社会問題となっており
 
ヘアサロン経営者も対応策に悩まされている昨今、伊藤講師は独自の見解を語る。
 
「美容室の売上げを分析していると
 
顧客の年代と客単価・来店頻度が高くなる傾向が浮かび上がる」
 
 
「つまり、理美容業界にとっては、高齢化に関しては大きな問題には繋がらない」
 
「そして、ポイントはもう一つ」
 
「全体的な高齢化の影響によりアシスタントがスタイリストデビューを行なう際
 
年上の客層が多くなることが理解できる」
 
「であれば、技術と同様に接客についても学ぶ必要がある」
 
 
具体的には40歳代の客層へのアプローチがキーワードと説明する。
 
最後に紙カルテの活用方法の一つが説明される。
 
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「サロン単位からスタイリスト単位で管理する」
 
「そして、名前の順番ではなく来店日によって保管することで稼動枚数が判明する」
 
「売上げが高いスタイリストは、稼動カルテが半分以上となる」
 
このような実例が数多く紹介されると、盛況のうちに終了となった。
 
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最後までお読みいただき、ありがとうございます。
 
 
本日の感謝
 
ビューティガレージ社の美人広報マンの吉田知可さん。
 
Livre(リブレ)の早坂精徳さん。

ご連絡いただき、ありがとうございます。なんか嬉しいです。
 
 
明日の夢
 
原稿打ち込みができれば、かなり嬉しかったりします。
 
只今のチラシ収集枚数
 
418枚(500枚超えたら、一旦整理して傾向を紹介しますね)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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