理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

ねずみマーケティング 理容学校の同級生編

ご訪問いただきました皆さま、こんばんは。

いつもありがとうございます。


ただ今、弊誌サロンオーナー12月号の取材を行なっています。

テーマは就業規則についてです。

これが、かなり勉強になるといいますか、面白かったりしますので

後日、改めて紹介させていただきます。


さて、以前から行なっている団塊世代ジュニアのヘアサロン経営者を対象とした

「ねずみマーケティング団塊ジュニア世代のオイラが子年なので、そのように命名)」ですが、

先週、理容学校時代の同級生夫婦がいるヘアサロンに伺い、色々と教えていただきました。


旦那とは1年生、奥さんとは2年生の時に同じクラスでしたが、

卒業して約17年が経ち、今は都内の理容店(旦那の実家)で親と一緒に、仲良く働いています。


サロンワークを見ていますと、父親と旦那が男性客を、母親は主に家事を行ないながら後方支援

奥さんは新規の女性客への対応と言うのが、基本的なフォーメーションのようです。

それらに加えて、旦那は組合関係の役職(青年部関連)などにも参加しています。


2人の子宝にも恵まれ、それが明るい店内の空気感を作っており

同級生についての情報交換を旦那と行なっていると、唐突(とうとつ)にこんな事を。

「8月と9月は、売上げが低迷してね。困ったよ」と。


その理由を聞くと「長年来店されていた顧客が夏に病気したケースが多く、来店時期が延びたかも」

そのような分析結果を教えてくれます。


要は年間ベースで考えると、顧客の来店回数が1回分少なくなった事になり

そうなりますと、純利益ではかなりのマイナスとなる事が想像できます。

「だから今後は、新規客を集客しないと…」とも語る旦那。


このような会話をしていて感じたのは、現実の状況から将来に不安を抱き

その解消方法として「新規客集客」と言う手段が思いつくのでしょうか。


確かに、今回伺った同級生のヘアサロンでもレディースシェービングなどを通じて

女性客の集客に力を入れているのですが、

将来の不安を払拭(ふっしょく)するまでには至らない事が、その表情からうかがい知れます。


このような話を聞き、オイラが考えるのは、新規客集客も大切ですが、

まずは、顧客満足度向上が第一だと思うのです。


その理由として、いつ来店されるか分からない新規客は、あくまでも不確定要素であり

今、実際に来店されているお客さまが、自店の経営を支えているからです。

言い換えれば、今来ているお客さまの満足度が低いと、それは新規客が来店されても一緒。

むしろ、失客率が高くなる事も充分考えられるので。


だから、まず最初に手を打つのは顧客情報の洗い出しで、

そこから失客原因を知る事が必要なのかな、などと思うのです。

数字的な観点は顧客管理ソフトで、リアルな顧客情報から分析はカルテで。


もちろん、このような話は同級生の前ではしません。

聞かれれば別ですが、聞かれてもいないのに、そんな話をすると、何と言いますか、

上から目線になってしまうからです。


これは、オイラの実家の理容店改造計画「やってみたら、こうなった」で学んだ事なのですが、

普段、サロン現場にいない人が、あーだこーだと言っても、それは逆効果になります。


今回伺った奥さんとの話で「そー言えば、実家はどうなの?」と聞かれたので

上記の「やってみたら、こうなった」の結果を話すと

「普段、一緒にいない人からのアドバイスを素直に聞けない心境、わかるなぁ」と返ってきます。


そりゃ、そうですよね。オイラの会社に、もし信頼関係が構築されていないコンサルタントが来て

あーだこーだ指図されても、素直に受け入れれませんから。


今回の、ねずみマーケティングで分かったのは、

将来の不安が、顧客管理と言う考えの前に新規客集客と言う発想になる事です。


そして、もう一点。

これは推測の域に過ぎませんが、経営的なアドバイスをしてくれる存在が

身近にいない事も考えられます。


理美容ディーラーさんに、コンサルタント機能を求めるほかに、

個人店では、経営コンサルタントと契約するには負担が大きいかもしれませんが

例えば、理美容組合の支部単位で契約したり、

もしくは、数店舗単位と言う事も考えられないでしょうか。


相談したいけど、誰に相談したいのか分からない。

もしからしましたら、そう考えている団塊ジュニア世代のヘアサロン経営者も多いと思うのです。


と書いていますが、弊社のアプローチ不足も関係してきて、要は、もっと読みやすく、

そして信頼感を得られる誌面作りが、更に必要となる事を再確認しました。

なので、今後は編集者の顔が見える誌面づくりを行なうようにしていきます。

まずは信頼感から。勉強になります。


本日の感謝

色々教えてくれた同級生に感謝です。

今度、改めて連絡します。

また飲みに行きましょうね。


明日の夢

プライベートな頼まれごとがひと段落しました。

ボーっとしたいです。ボーっと。


【日曜日恒例のアンディ通信】

先週取材させていただきましたロレアルプロフェッショナル主催の

ビジネスマスターユニバーシティのプレス会見の際、

いつもお世話になっているスギモさんからこんな一言をいただきました。

「いつも、アンディ通信見ているよ。私も、ゴールデン飼っていてね」と。

ありがとうございます。スギモさん。

今週も、アンディ通信更新しまーす。

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嫁さんからもらった写真です。ハロウィンですね。

「へっ? なんすか?」みたいな表情です。


さて、続いて、もう一つ。

イメージ 2

嫁さんが掃除をしている最中の一コマ。

タオルが好きみたいです。