理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

どうして価格が不明瞭なんでしょうか?

本日は、ネイルサロンを多店舗展開している会社と、

オープン2年目を迎えたスタッフ2名のネイルサロンを取材させてもらいました。


前者は毎年2回ほど社内コンテストを開催しており、

技術部門の他にCS(カスタマーサービス顧客満足)部門があります。

今回は、そのCS部門優勝者で、200名以上いるスタッフ教育責任者にお話を聞きました。

この方、何と言いますか、人当たりがいいのでしょうか、不思議な雰囲気の持ち主です。


話を聞くオイラが、知らないうちに話している。

そんな事が数回ほどありました。

まだまだ修行が足りませんね。


オイラもネイルサロンのお客の経験がありますが、技術以上に人間性の必要性を強く感じます。

ネイルの場合、施術の際は長時間、真正面から向き合う為、

理美容師以上に、お客さまとの距離感の重要性を再確認しました。



後者は、経営者の方が取材にご協力いただいたのですが、これまた色んなお話をいただきました。

取材にご協力いただきましたサロンは定額制と言うのでしょうか

明瞭会計を取り入れており、顧客心理の安心・安全に取組んでいます。


しかしながら、ネイル業界のダークな点、

価格設定が不明瞭な部分の問題点などを教えてもらい、その理由については

過去、ネイルを行なう客層は、ごく一部に限られており、

もっと言えば、客単価が高い反面、客数が少ないから、どうしても単価向上に目が向いてしまう。

そのような、業界事情を教えていただきました。


つまり、一旦来店されたお客さまから、いくら貰えるか。

そのような発想がどこかにある為、新規客を集客しても、

まずは単価向上が至上命題と錯覚してしまうケースが多いと受け取れます。


もしかしましたら、これはエステティック業界と似ているかも知れませんね。

客数を集める戦略に焦りがあると言いますか、何と言いますか。。。


前述にあるダークな部分の話を聞きますと、

ワタミの渡邊美樹社長のセミナーで聞いた言葉を思い出します。

「介護分野に進出した際。その根本的な理由は怒りから」

「参入業者の多くが利益を第一としており、顧客を人とも思わない仕組みが成り立っている状況を

打破したいと思う事が本格的に取組んだ理由」と。


もちろん、ネイル業界の全てがダークではないと思います。

でも、消費者イメージとして「ネイル=価格不明瞭」と言う不安があるのも事実。


現段階の取材では、その問題点について危惧しておりますが、皆さんはどうでしょうか?

では。