昨晩は毎月開催されている古田土(土に・)会計士事務所主催「経営塾」を取材させていただきました。
今回のテーマは年間経営計画の資金計画編。
年間経営計画を理美容業界に落とし込むとどうなるのか、その為の勉強の一環です。
同事務所に到着すると、経営計画作成マニュアル(写真)と言う資料をいただき、古田土所長が説明します。
ちなみに、この経営計画作成マニュアル、本日のブログを更新する為に読んでいますが
非常に面白いと言いますか、参考になります。
「パクった内容ばかりで恥ずかしいので販売できない」と古田土所長は言いますが
いやいや、だからこそ要点が絞られており、読みやすくなっています。
経営塾で数回に渡って出てきたキーワードは「数字と方針を立てながら年間経営計画を作る」と言う言葉。
経営計画では、目標とする数字に目が行きがちですが、実現する為の行動、つまり方針ですね、
ここも明確にする事で、現実味を帯びてくる。
オイラは、そのように理解しました。
では、方針はどのように考えるのか。
1 経営理念 経営者の人生観や使命感などから、何の為に経営するのかと言う基本的な姿勢。
2 経営基本方針 経営の具体的な考え方。高収益体制の構築方法、新事業への進出など。
3 中長期計画 3年後、5年後には、どのように成長しているのか。
4 当期の経営目標 生き残る為には、当期の利益がいくら必要なのか。
5 個別方針 上記を達成する為には、具体的にどうすれば良いのか。
まずは、この5点となりますが、特に5番目の個別方針について説明が追加されます。
5-1 品質に関する方針 商品(メニュー)のランク付けを行ない、改良する商品の精査、粗利益の目標。
5-2 お客さまに対する方針 顧客ランク付けを行ない、どの商品に力を入れるのか、新商品の拡販方法。
5-3 販売促進に関する方針 新たに進出する地域はどこか(広告、ポスティングなどの集客先精査)
5-4 内部体制の方針 役職者の役割を具体的に示す。人材育成など。
5-5 環境整備に関する方針 社会人(接客業)としてのマナー教育。
ここまで打ち込んでいますと、なるほど、これらが明確になると確かに、何を・どうするのか
そこが理解でき、だからこそオイラは何をすべきか、そこがクリアになります。
言いかえれば、そこがボヤけているからこそ、何となく理解はできるものの
いざ実践する段階になりますと「さて、どうすれば良いのか?」と腕組みをしながら
思考停止状態となってしまいます。
昨年だったでしょうか。
とあるIT系ベンチャー企業経営者が講師となった経営セミナーでは
「社長が社長本来の仕事をしたら業績が向上した」と言う話が聞こえました。
確か、この辺の日記です。
http://blogs.yahoo.co.jp/eroisamurai/49334796.html
年間経営計画を考えるのは大変ですが、
でも、何と言いますか、面白みを感じるのはオイラだけでしょうか?
昨晩の経営塾では、そのような事を学びました。
余談ではありますが、来期の経営塾では年間経営計画に絞った内容になるとの事。
楽しみです。
古田土会計士事務所
http://www.kodato.com/