理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

ヘアサロンのマーケティング

一昨日、ヘアサロン経営におけるマーケティングの重要性を学ぶ講習会を

受講・取材させていただきました。

講師は、東海地方を中心にヘアサロンのコンサルタントを行なっており、

また弊誌サロンオーナーにおいても連載企画を担当しているドリーミン氏です。

自称・理美容業界のドラえもんとしており、その心は「困った時に役に立つ存在」としていますが、

体型が、似ていると言う説も根強くあります。


まずは、自己紹介が行なわれると、全国展開している某美容室グループの出店部門責任者として従事、

その間、多くのマーケティングに携わり、ドリーミン氏が自らの体験に基づいて構築し

ヘアサロン経営に特化したマーケティング方法が、今回の内容であると説明されました。


マーケティングとは、難しい言葉は抜きとして、最終的にはお客さま集めとなります」

と話すと「美容室・お客さま・美容師。この三者の満足が循環することで繁盛店になり、

その仕組みがマーケティングとも言えます」とも語ります。
 


なぜ、マーケティングが必要なのか。

そのような問いに対してドリーミン氏は、次のように答えます。

「売上を向上させるポイントは固定費」

「人件費や地代テナント料に加え、宣伝広告にや接待交際費や通信費などの勘定科目がありますが、

圧縮するモノ、してはいけないモノ、その見極めをマーケティングを通じて理解できるようになります」


売上が下降線を辿ると、企業の多くは人件費の圧縮に着手し

また、宣伝広告費にしても同じで、理美容業界においても同様のケースが目立ちます。

「ヘアサロン経営の場合、削ってはいけない固定費の代表例としては、

人件費、宣伝広告費、通信費があり、逆に削る固定費としては接待交際費などがあります」

「この点を明確にしていき、戦略を練ることで売上向上に繋がります」

「ですから、広告手段の多様化や過去の失敗例から効果を疑問視して

予算を削ってしまうことは、逆効果になります」



また、集客で反応率を高める方法として

1 リサーチする

2 ターゲットを決める

3 1ツール・1ターゲット・1アウトカム(1つの広告手段では、ターゲットを1つに絞る)

4 ヘッドコピーを極める

5 メニューの訴求が効果的

この5つがポイントであると説明し、1のリサーチを行なう事で結果は大きく違ってくるとも語ります。


「リサーチを行なうことで成功する確率は80%以上になります」

「来て欲しいお客さまが、なにを求めているのか」

「そこを理解する方法の代表例として、狙いの客層を決め、イメージします」

「どのような髪型で、ファッションは、どんな感じなのか」

「そして書店に行き、イメージに似ている人を見付け、

どのような本を手にしているのかということをチェックします」

「その積み重ねによって、ターゲット層がなにを求めているのかが、徐々に明確になってきます」

「古典的な方法ですが、意外と効果的な方法ですよ」
 

リサーチをしていないケースは意外と多いとも付け加えるドリーミン氏。

それは言い換えれば、だから成功しないと考えられます。

書店マーケティング、オイラもやってみようっと。

まずはエロ本コーナーからだな。

では。