理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

段取り八分

本日は㈱ハピネスと言う美容メーカー主催のセミナーを取材・受講させていただきました。

同社専務とのご縁によって、このような機会に恵まれました。

いつも思うのですが、このようなご縁の積み重ねによって、色んな経験ができます。

ほんと有難い事です。


さて、そのセミナーの内容ですが、原宿などを中心に展開している某有名美容室を卒業後、

単身渡米し、多くの有名人を顧客に抱える高級ヘアサロンで活躍しているスタイリストさんの話です。

個人の平均客顧客単価が175ドルと言いますが、その秘訣は何か。

「技術やカウンセリングは当然ですが、それ以上に重要なのが情報の提供だと考えます」

そのように語るスタイリストさんの言葉を聞いて思い出しました。

お金持ちが欲しがるのは情報である、と。


さらにスタイリストさんの話は続きます。

「初めて来店されたお客さまの場合。最初は、お客さまのリクエスト通りにします」

「しかし、カット中などで、お客さまの持ち物やファッションから好きなテイストを想像して、

そこから、プロとして似合うヘアスタイルの提案をしています」

「その際、例えば手に持っていたバッグの広告に出演しているタレントのヘアスタイルを引き合いに出す事もあります」

「そうしますと、お客さまは自分の事について知っていると思い距離感が縮まりますから」


つまり、働いているサロンのブランドを把握して、

そこに来店されるお客さまの生活レベルに合った情報収集を常に心がけていると言うことです。


「新規のお客さまが来店されて担当する事はチャンス」

「その千載一遇の時期に対して、いかに準備しておく事こそ重要なんです」


仕事は段取り八分と言います。

要は、仕事をする前段階において、すでに勝敗が8割決しているとも受け取れます。

職人の世界では仕込み八分とも言われています。

野球に例えますと、プレーオフの戦力補強とキャンプ、

戦国時代の戦(いくさ)、現代の戦争でも、いかにして事前に情報を集めて

戦わずして相手を切り崩すのか、そこが勝敗の分かれ目であるとも思っています。

政治の世界では、根回しとでも言うのでしょうか。

これらに共通しているのが事前情報。そして分析。


ヘアサロン経営に落とし込みますと、だからこその顧客管理情報。

生意気にも、そんな事を感じましたが、皆様はどうでしょうか?


本日の午後は、いつもお世話になっています東海地方を中心に活躍している

コンサルタントのドリーミンさんのマーケティングセミナーを取材させてもらいました。

こちらの内容は、明日更新しますね。

では。