本日は第21回東京ビジネスサミットを取材した。
経営セミナーを受講するためだ。
東大阪モノづくり親善大使の青木豊彦氏による「無理だは禁句にせえへんか!」では、多くの名言が聞けた。
青木氏は、中小企業が約8千社ほど集まるモノづくりの街で「メイド・イン・東大阪」の人工衛星
まいど1号を打ち上げる計画をスタートさせた立役者として有名な人物。
人工衛星の打ち上げは、あくまでも手段に過ぎないと言う。
だから「東大阪の活性化、モノづくり現場に多くの若者が集まることが目的」と力説する。
「儲ける」と言う字は、人を信じる者と書く。
「人が信じた先に儲けがある。まずは、心の儲けがないと利益は生まれない」と話すと
「儲けると言う事を中国では発財と書く。これは発する者が財を得ると理解できないか」ともしている。
97年にボーイング社の認定工場となった際の経緯では、大手企業と競り勝った事に触れ
「後日、当時の担当者に、どうして認定されたのか、その理由を聞くと、このように話してくれた。
社員一人ひとりの目が輝いていたから、と。その言葉を聞いた時、本当に嬉しくてね」と語る。
社員が会社や社長を信じ、そして社長が社員を信じる。
その結果が、ボ社の認定工場となったのだ。
「後継者がいるから、経営者は頑張れる。自分のためではなく、次の世代のためにね」。
だからこそ、東大阪やモノづくりに若者を呼び寄せようと試行錯誤している。
人工衛星の打ち上げが話題になり、現在では修学旅行の学生たちが訪れる事も多くなった。
東大阪にはオンリーワン企業が約200社ほどある。
「誇(ほこ)りを持つ事で、人間は物凄いパワーを発する。だからこそ必要なんだ」。
なんだかよく分らないが、このオッチャン・・・
失礼、青木氏の話を聞いていると元気が出るのはオイラだけだろうか?
そして、東大阪と似た環境にある理容業界にも、青木氏のような人材が出現する事が望まれる。
一人の人間が渦を作り、そして大きなウネリとなり全体が動く。
理容業界は青木氏の行動から学ぶべき点は、数多くあると考えるが、いかがだろうか。
ちなみに、人工衛星まいど1号は来年、東大阪のオッチャンたちの夢と希望を載せながら打ち上げられる。
では。