本日は東京・立川のヘアサロンを取材した。
テーマは縮毛矯正のアプローチ。
このサロンでは店内ポップと、リーフレットを店頭に置いている。
それらに共通しているのは、見ていて飽きないと言う事。
まず、ネーミングが面白い。
ストレートパーマを「ストレートパーマン」としており、
もちろん、パーマンのイラストも、そこに描かれている。
ツンツンストレート(真っ直ぐなストレート)、湿気トーリー(ボリュームダウン・ツヤ感アップ)、
丸みアール(ストレートと毛先のカール)、根元だけストレート(そのまんま)など、
縮毛矯正と言っても技術は幅広く、それらを一つひとつ、お客さまが目に付くネーミングにして提案している。
リーフレットにしても、そうだ。
「朝、寝坊した時のスタイリング時間短縮に…」と言うキャッチは、思わず見てしまう。
ただし、ネーミングは面白さを追求しているが、技術や商品の紹介は至ってマジメそのものなのだ。
「ポップにしてもリーフレットにしても、起承転結(きしょうてんけつ)やストーリーが存在しないと
お客さまへのアプローチは難しい」と取材に協力してくれた方は話す。
どのような状況で効果が体験できるのか。
どのようなお客さまに効果的なのか。
どのように使用するのか。
そして価格。
商品(メニュー)内容と共に、これらを起承転結もしくはストーリー仕立ての内容にする事がポイントとしている。
ポップやリーフレットを製作するのはアシスタントであり、
説明する内容や方法は、(プロになりきっていないため)消費者の意識や目線に近い。
しかも、商品やメニューを表記する際、成分や効果などを自ら調べると言った行動にも移す。
さらに、決められた期限内に仕事をキチンと終了させる重要性も学ぶため、その効果は、一石二鳥どころではない。
売れるポップやリーフレットを見ていると、色々な事が勉強できる。
では。