毎月、看板制作のプロフェッショナルにお話を聞いている。
ある事例(ヘアサロン)について、建設的なアドバイスをいただくと言った内容。
先週も、お忙しいなか様々なコメントをいただけた。
なかでも印象深いのは、看板は通行人の潜在意識に働きかけている、と言う話。
例えば、配色やレイアウトのバランスが悪い場合、
通行人は、自分でも気が付いていないが、バランスの悪さを感じている。
それが「なんとなく入り難いヘアサロン」となってしまうのだ。
その看板屋さんの各種アドバイスを聞いていると、毎回、実に細かい箇所を指摘される。
プライスメニューの位置や、サッシの色の統一、ドアや窓に貼ってあるサロン名の大きさやバランスなど。
その細かい部分の積み重ねが、トータルイメージにつながる。
だから、どこか一箇所でもバランスが悪いと、そのまま通行人へと伝わってしまう。
自分の想い、経営理念、コンセプトを色に変換して、さらに形にする。
それが看板である。
看板屋さんは嘆(なげ)く。
「経営理念などが存在しない場合、看板はできない。にもかかわらず、制作をお願いされるケースは多い」と。
そのような話を聞いてしまうと、業種に限らず、繁盛店の看板が気になるのはオイラだけだろうか?
では。