理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

TWBC②

TWBC二日目は、サロンビジネスセミナーを取材。

3時間の長丁場にも関わらず、多くの観客で会場は埋め尽くされていた。

講師は吉原直樹㈱アルテサロンホールディングス代表、

久保華図八BAGZY代表、甲斐尊美TOP HAIR代表の3氏。

各40分のセミナーとディスカッションと言った構成だった。


まず最初に吉原氏の講演が行なわれた。

吉原氏は㈱アルテホールディングス代表と言うよりも、

関東を中心に直営17店舗、FC(パートナーシップサロン)57店舗を擁している

HAIR MAKE Ashグループの代表者と言った方が分かりやすい。

吉原氏は冒頭「今後5年間の間で、理美容業界はかつてない激変を向かえる恐れがある」と話す。

オリックスQBハウスを買収した例を持ち出し、

「大資本が、本格的に参入しつつあり、この状況は益々活発になるのではないか」とも付け加える。

また、現在の美容業界については、人材不足が深刻な問題であると指摘。

その原因として「美容師を志す若者は、自分の夢を叶えたいから美容業界に入ってきた。

が、就職したヘアサロンでは夢を実現する事が出来ないと悟るから退職する」と分析。

それを解消するためには、経営者が抱いている経営理念を

スタッフに説明して理解してもらう事が、まずは必要としている。

さらに、スタッフが将来、どのような美容師になりたいのかと言う事も把握すべきで、

その夢を叶える環境を整えるのが経営者の仕事でもある、としている。

「スタッフのモチベーションが高まらない限り、ヘアサロンの成長はありえない」とも語る。

では、モチベーションを高めるためには、どうするのか。

吉原代表は、こう語る。

「スタッフの誰よりも早く出社して、トイレの掃除から行なう。

その後、出勤してきたスタッフとコミュニケーションをとる。

閉店後に飲みながら話すとグチばかりになってしまうので意味がない」と。


続く久保華図八BAGZY代表の話は、明日更新します。

では。