ある理容師さんが、こんな事を言っていた。
若い子にカットを教える際、とりあえず流行しているヘアスタイルの練習をさせる。
そして、ヘアスタイルを創る楽しさや達成感を一旦味わってもらい、
その後、ちょっと難しいヘアスタイルの練習にチャレンジさせる。
メンズヘアで言えば、最初にアシメ&ウルフの練習してショートヘアに入る、みたいな流れだ。
すると、なかなか上手にできないので、その段階で基本技術の重要性を知る事になり、
地味な練習でも率先して行なうようになる、と言うのだ。
別のある理美容学校学校の先生が、こんな事を言っていた。
今の学生は、すぐに・簡単に出来る技術に対して興味があるように感じる。
それこそ「5秒で出来る〇〇カット一覧」と言うタイトルの教材があれば、熱心に読むだろう、と。
基本が大切である事は重々承知している。
基本があり応用がある事も同じだ。
ただし、若い理美容師さんのトレーニングカリキュラムを作る際、
全てにおいて基本技術から始まって良いのか、と言う疑問が無きにしも非ずではないだろうか。
基本技術は重要であり、しっかりと体得しないと数年先で取り返しがつかなくなる。
がしかし、基本技術が重要であると言われても、練習している本人の自覚が無い事には意味が無い。
であるならば、基本技術の重要性を身にしみて感じるまで待ち、教えない事も必要ではなか。
エロ侍はヘアサロンの経営者ではないので、その考えは机上の空論かもしれない。
賛否両論ある事を覚悟のうえで書いてみた。
やはり、ヘアスタイルを創る練習は、基本から行なった方が良いのだろうか?
皆さまの忌憚の無いお考えやご意見、ぜひお願いしたい次第で御座います(土下座)。