理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

小さなヘアサロンだからこそ有利な経営方法


今回の内容をザックリ紹介すると

1 たまには理想論を語ります

2 総売上げの約8割が上位顧客約3割が占めている構図

3 だったら、小規模店舗の場合、対象顧客が少なくて済む


経営の理想論を語るのは、私でなくても他の方々が行なっているので

あまり当ブログでは触れたくはありませんが

まぁ、昨日の続きとして、たまには紹介したいと思います。


小さな小さなヘアサロンの場合、大規模店舗と比べ、総客数は多くはありません。

それが良いのか悪いのかと言うのではなく

総客数が少ないと言う利点について、考えてみます。


本日の理論展開は顧客管理士の高田靖久さんの講習会などで教わりました。

いつも、ありがとうございます。


「総売り上げの約8割は、上位顧客の約3割が支払っている」と言う切り口から入る高田さん。


この数字は、業種・業態、地域特性などで前後しますが

要は、お店を支えてくれている数割のファン客が

多くの売上げに貢献してくれていると言う構図には変わりありません。


となれば、です。


総客数が少ない小さなヘアサロンの場合

多くの売上げを支払っているファン客数も少ないので

接触頻度(触れ合う回数)を高めるための

時間と費用が、大規模店舗に比べて少なくて済みます。


例えば、総客数が1,000名になる大きなヘアサロンであれば

上位3割をファン客とするならば300人との接触頻度を高め

失客を防ぐ必要があり、その取りこぼしによって、ジワッと売上げが下がります。


一方、総客数が150人の小さなヘアサロンであれば

上位3割の人数は45人。

大型店舗の300人と比べると、少なくなります。


となれば、店舗規模が小さいほど、お店の応援団であるファン客たちに対して

時間と費用を集中することができるので

より濃密な人間関係を構築することが、可能と言うこと。


さらに、もう一つ付け加えると

総売り上げの約8割を占めているのが、上位3割のファン客とするならば

この上位3割の人たちの売上げが10%増えることで

8割の10%ですから0.8割・・・約1割の売上げが向上することになります。


もっと言えば、上位約3割以外の約7割(105人)の売上げが

総売り上げの約2割であれば、10%増えても

売上げ総額に対しては0.2割程度アップに留まってしまいます。


小さなヘアサロンが、売上げアップを狙う際

対象顧客(ファン客)が少ないからこそ、それが強みになると言う理由が

そこにあります。


今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

やはり、理想論を書くと何だか肩がこる理美容経営企画室の関口でした。


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