理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

目標数値を客数だけにした悲惨な結果


今回の内容をザックリ紹介すると

1 新規客が増えて売上げダウン

2 じゃーどうすれば良いんだよ

3 売上げ3大要素に向き合いましょうよ


昨晩、フェイスブックを見ていると、こんな記事が目に入ります。



要約すると、こうなります。

10席の小さなお寿司屋さんがミシュランで紹介され、新規客からの予約が多くなる。

保存がきかない、鮮度の良い食材を準備して仕込む行なう同店だが

新規客からのドタキャンなどが目に余るようになり

酷い時には、予約時間5分前に、6名分一挙にキャンセルと言う状況もあった。

そのため、新規客の予約を受ける際には、一定の制限を設けていると言った内容です。


以前、顧客管理の必要性に触れているお客さまは「えこひいき」しなさい にて

売上げ=客数×来店頻度(来店回数)×客単価

この方程式を知りました。


冒頭のミシュラン2つ星の寿司屋「水谷」が直面したのは

まず、新規客が増えて、客数が向上したにもかかわらず

席数はわずか10席なので、何回も利用している常連客が予約を取りにくくなった。


それは即ち、1回きりの新規客比率が高まるので

顧客の平均来店頻度は低くなります。

同時に、常連客=ファン客=高額利用者であることも多いことから

客単価も下がることでしょう。


しかも、日持ちしない食材を扱うにもかかわらず

ドタキャンされることで、売上げが下がると同時に

廃棄する確率が向上するので、変動費率(材料費率)が高まり

必然的に利益が削られることになります。


踏んだり蹴ったりと言う状況は、まさにこのこと。


これらの状況は、飲食店のみならず

ヘアサロン経営においても、同じことが行なわれる可能性があります。


新規客が増える。その多くがカットメニュー。

予約の枠が、どんどん埋まる。(客数増加)


毎回カットとカラーとトリートメントを行なう常連から連絡が入り

希望する予約時間が、どうしても確保できなくなり、1週間・2週間後に。

来店頻度が伸びる(来店回数の減少)。


または、客単価が高い常連客の利用回数が少なくなり

低単価の新規客が増えることで、客単価の平均額が低下。


これらの結果を、売上げの方程式に落とし込んでみると

客数向上1.5×来店回数減少0.8×客単価低下0.8=売上げ0.96

忙しくなったにも関わらず、売上げは、見事に下がると言う悪循環が始まります。


客数増加を大命題に掲げ、一所懸命がんばるのも結構なんですが

集客に対する時間と資金の投資、その現状の情熱値を100とするならば

33まで減らして、その分、来店頻度短縮への取り組みを33

客単価向上に対しても33と言うように分散することが、正しい姿勢となります。


客数の目標数値を掲げている場合

同時に、来店頻度と客単価の目標数値も定めることで

より現実的な数値となり、同時に行なう取り組み内容も、明確に定まってくることでしょう。


理容室や美容室の多くを占める、小規模店舗であれば、なおさらです。


などと偉そうなことを、ダラダラと書いてしまいスミマセン。

今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

最近、歴史小説ばかり読んでいる、理美容経営企画室の関口でした。

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そもそも、理容師カフェってなんだよ? と思った方へ

↓↓↓以下が、理容師カフェについての紹介です


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