理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

集客・来店頻度・単価に影響する顧客と理容師・美容師・ヘアサロンの共有体験

 
今回の内容【みんなと一緒に食事をする意味】
 
 
少し前のことで恐縮ですが

とあるヘアサロンのミーティングに参加させてもらいました。

お誘いいただき、AZS!


でもって、その流れで昼食もスタッフのみなさんと一緒にいただいたのですが

ふと初めて拝見する料理などが目に入り、つい興味を抱いたので

隣席の経営者に聞いてみました。


「あれ。なんですか?」と。
 

すると、通常のランチメニューとは違い

ワンランク上のコースと言います。
 
 
「食事会泣かせですよ(苦笑)」
 
この昼食代金は、経営者が全額支払っているのですが

冗談交じりで、そのように語りつつも

気になったのは「だから、ここまでなのです」とも付け加えたこと。

 
「ここまで」と言う表現が理解出来なかったので

その理由を再び聞いてみると、
 
どうやらワンランク上のメニューを注文したスタッフたちとは

個人的に誘って、飲みに行くことがないと言います。

 
なぜか。
 
 
「スタッフを誘う」
 
「それは誘った相手と共有体験を得たいから、声をかけるのです」

 
日々のサロンワークとは違い、休日に行なうミーティング中の昼食では
 
同僚や先輩、経営者たちと同じ釜の飯を食べられるチャンス。
 
 
つまりは、一体感が得られる格好の機会でもあるので
 
その経営者は、注意すれば簡単ですが
 
スタッフ自身が成長する、最も効果的な結果を望むため
 
自らが気付くまで待ち続けているのでしょう。
 
 
○○に行きませんか。
 
 
そのように誘われた際、恐らく、相手と何かしら共有したい
 
モノやコトが存在するケースは、少なくありません。
 
 
人と人の距離感が短縮される切っ掛けとして、共有体験があります。
 
 
上司と部下。スタッフと経営者。

共有体験を通じてコミュニケーションを図れば
 
お互いの成長にも繋がることでしょう。
 
 
もっと言えば、サロンワークでの接客でも
 
顧客との共有体験を知ることから
 
潜在ニーズが得られるケースもあります。


同じ母校。
 
同郷。
 
同い年。
 
共通の趣味。
 
 
これらが同じ顧客とは、共有の話題が存在するので
 
会話の切っ掛けとなり、そこから別の話題で盛り上がる流れは
 
聞き上手の理容師・美容師、表現を変えると
 
売上げが高いスタイリストたちであれば、良くある展開です。
 
 
冒頭の経営者は、そのような社会人を育成すべく
 
ミーティング中に昼食をはさみ

共有体験の重要性を自覚する切っ掛けを設け
 
そこから、顧客の潜在ニーズがくみ取れるスタイリストへと教育しているのでしょうか。
 
 
誰かに誘われた際
 
その意図を探って、自分なりに応えてみる。
 
例えば、面白い居酒屋を発見したと言う方からのお誘いでは
 
私にも、同じ面白さを体験させたいと言う思惑があるので
 
流れを相手に一任するのも手段。
 

目の前の相手は、何を考えて・どうすれば喜ぶのかと考える。
 
いささか心理戦に近いことですが
 
例えそれが居酒屋であっても
 
その繰り返しが、もしかしたら理容師・美容師としての
 
自己成長にも繋がるかもしれません。
 
 
今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

今晩、カットモデルとして貴重な経験をしてきた

理美容経営企画室の関口でした。
 
ではまた。
 
 
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