理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

スーツ販売員から学ぶ

こんばんはー。エロ侍です。

いつもご訪問いただき、ありがとうございます。


本日、スーツを買いました。年末年始になると買うんです、スーツ。

購入先は、以前、お客が選びやすいディスプレイで有名になった量販店なんですが、

店内に入り「さーて、どれにしようかな……」と思い物色していると店員さんが近づいてきます。

まっ。そんな状況は想像できますよね。だから「話しかけるなよー」みたいなビームを自然と出すオイラ。


でね、やっぱ来たんです店員さんが。

通常「何かありましたら、声をかけてくださいね」みたいな掛け声だと思うのですが

その店員さんは「サイズの選び方が分かります? 分かりにくかったら声をかけてくださいね」

と言う感じで話しかけます。しかも、懐に入らないくらいの距離感を保ちながら。


ウザッと思いながら「はーい」と適当に応えるものの

「サイズも色々あって、わかりそうで、分かりにくくて申し訳ありません」と、すぐにかえってきます。


再び適当に返事をしようと思ったのですが、なんとなく引っ掛かったんでしょうね。

「あのー。僕の身長に合うサイズはこの辺のあるんですよねぇ」と話しかけます。

この時、なぜオイラから話しかけたのか、いまだに分からないのです。


ただし、考えられるのが一つだけあります。その店員さんの雰囲気。

売り込みビームがないと言うのでしょうか。

人間力と言ってしまえば、それまでなんですが、また違う何かも感じます。


そこで初めて「本日は、どのようなスーツをお探しですか?」と聞かれ

「3ピースなんですよー」そんな言葉をかえすと「じゃー、この辺ですねぇ」

「あっ。こっちも。すみません。あっちもあります」などと言うから思わず

「店員さんも分かっていないじゃないすかぁ、ディスプレイ」と思わず突っ込むオイラ。


「そーなんですよー。ハハハ」そんな言葉がかえってくると同時に、軽くボディタッチ。

軽く、二の腕をはたく感じです。

このタイミング、うまいなぁなどと思いつつも、表情に出しませんが

明らかに距離感が縮まっている事を感じました。


そのタイミングで「あっ! こっちです」と言いながら一緒に移動する店員さんとオイラ。

数着ほど見せてもらったのですが、なんか気乗りしなかったので

店内にディスプレイされているスーツを指差して「あれって、どこにあるんですか?」

と聞くと「コレですよ、さっきオススメしたの。ハハハ」と言いながら再びボディタッチ。

この間、約15分。


その後「今日はお休みですか?」と聞かれるから

「こんな服装ですけど、一応、仕事ですよー」と言うと

あーすみません。ハハハ」そんな言葉を発してきます。


普段のオイラを知っている方ならご理解いただけると思いますが

スーツなんか着ていませんし、ジャージ&アバクロのパンツ、そんな感じです。

ダラダラした服装とイメージしていただくと、わかりやすいかも。

世間一般的には、これをラフと言うのでしょうか(汗)。


チャッチャッと試着をして「じゃーコレでお願いしまーす」となり購入したのですが

「こんな短時間で決めるなんて…助かります。ハハハ」これまた正直な意見。


本日の経験から学んだのは、店員さんの人間力についてです。

上記の文章では伝わりきれていないと思いますが、

オイラ的な個人的な感想を書くと、その店員さんから購入したと言うのが本音。

お店でもなくて商品でもない。そんな感じです。


それと、相手との距離感の縮め方。

これが一番勉強になりました。


ただし、一つだけ残念だったのは、その店員さんの名刺をいただけなかったことです。

オイラは仕事がら店員さんのネームプレートを見ましたが、普通は、そこまでしないかも。

でもね、それは、お店の方針かもしれません。

店員に客を付けないで、あくまでもお店に付ける。そんなスタンスかもしれません。


どちらにしても、今回の店員さんの接客に対して、多々勉強になったのも事実。

面白かったです。ありがとうございます。


でね、その後、嫁さんと合流して飲みに行きましたが

そこでも、また新発見がありましたが、その報告は、また後日。


本日の感謝

スーツを買った店員さんに感謝。

理屈は別として、かなり楽しかったです。ありがとうございます。


明日の夢

忘年会取材がスタートしました。さて、どんなご縁がいただけるのでしょうか? 楽しみ。