理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

ヘアサロンの宣伝広告

本日は、タカラベルモント85周年「大感謝祭」を取材した。

東京・代々木の美容会館で、ヘッドスパエステなどの提案から

アウトレット商品の展示・販売などが行なわれ、活況を呈していた。


オイラはサロンマネジメントセミナー「理容室の広告戦略…秘訣教えます」を受講した。

講師は、昨年発足したサロンクリエーションチームの新畑氏。

同チームは、タカラベルモントの社員たちで構成されており、

サロン出店にまつわる物件選びやマーケティング、事業計画書の書き方、

メニュー提案などの質問・疑問に対してアドバイスをおくる専門機関だ。


さて、セミナーでは広告の意義・目的、ヘアビジネスにとっての広告戦略、

来店者の意識、プロモーションの戦略各種が説明された。

マーケティングとは市場造りとしつつ、サロン自体が広告であると話す、新畑氏は

「そのためには、まず商圏内に、どのような人が存在するのか。その見極めが重要」と言う。

つまり、商圏内の情報を集める事で、そこでは、どのような業態が成功するのか、

そこが見えてくると語ると、消費行動の目的が多様化していると付け加える。

例えば、ビールにしても、環境(シチュエーション)が違えば、飲む商品そのものが変化すると言う。

プレミアムビールと発泡酒を飲む状況は明らかに違うのである。

それは言い換えれば、消費者は商品を使い分けているとも考えられる。

そのような消費行動が定着している現在だからこそ、広告ではターゲットを絞り込まないと効果が薄くなる。

「過去の宣伝方法は誰でも理解できる内容で良かった」と話す新畑氏は続けて

「誰に伝えたいのか。そこを明確にするのが現在の宣伝広告の手法」と補足。

また、自分が得意な事ほど、相手に伝わりやすい、とも述べた。


これらを総合すると、自店や働くスタッフたちが得意な事を、教えたい相手だけに伝えれば、効果が得られるとなる。

だからこそ、商圏内にどのような人たちが存在するのかと言うデータが必要となる。

そして、消費行動が多様化しているからこそ、逆に狙いを絞る事で成果が得られるのではないか。

それはチラシやホームページ、ブログなどの宣伝に限らず、

ヘアサロン経営においても全く同じである。

そのような事を感じたサロンマネジメントセミナーであった。

では。