理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

TWBC③

吉原直樹㈱アルテサロンホールディングス代表の次は、久保華図八BAGZY代表。

「行なっていけないことは集客。行なうことは再来店率を高めること」と話し、

その理由として「集客ばかりを考えているのではなく、

再来店率を高めるために試行錯誤することでスタッフは育つから」と述べる。

再来店率を高めて顧客からお客さまを紹介してもらう。

紹介客はチラシなどの集客によって来店されたお客さまよりも、断然、再来店率が高いからだ。

「割引き料金を前面に打ち出す集客を行なっているヘアサロンは、ブランドが構築されていない。

だから、経営者が求めている客層が集まらない。

すると、働くスタッフのモチベーションも高まらない。

結果、スタッフが育たない」。

割引きによる集客でスタッフが育たない理由を、久保氏はそのように説明した。


スタッフの中途採用は行なうべきでない、とも力説する。

「簡単にいえば、スタッフの定着率がお客さまの定着率。

中途採用しているヘアサロンは、スタッフ定着率が低いことが伺い知れる。

ヘアサロンで働くスタッフに必要なモノとして愛社精神がある。

中途採用のスタッフには、それが薄いのではないか」と。

もちろん、技術レベルが均一化されないことも、その理由としたが、

それ以上、ワン・トゥ・エブリワンといった接客が重要であると語る。

「一人のお客さまをスタッフ全員で接客する、いわば家族的な接客が求められているとも考える。

そこには、当然スタッフのチームワークが求められる。

中途採用スタッフが多いヘアサロンの場合、チームワークを維持することは非常に困難だ。

だから、中途採用スタッフは雇用すべきでない」としている。


新卒スタッフが育たない原因は、スタッフを大事にしていない。

久保氏は、スタッフが育たなく中途採用スタッフに頼るヘアサロンを、そのように指摘した。

では。