本日は、東京・新宿区にあります中央理容専門学校の卒業式を取材してきました。
ご存知の通り、理容学校の多くは定員割れで御座います。
この中央理容専門学校も、ご多分に漏れず、生徒の減少傾向に歯止めがかかりません。
4月の新入生は、もっと少なくなるとのこと。
このような現象を生み出した原因の根幹には、何が存在するのでしょうか?
来賓祝辞の中で「理容学校の生徒が減少している事は、
少なくとも、理容店に来店してくれるお客さまや、中学生や高校生などに、
理容と言う職業が認められていない事は事実だ」とありました。
続けて「そして、そのような現状(批判)を、理容店で働いている理容師一人ひとりが、
真摯な気持ちで受け止めているのか」とも述べていました。
理容師個人で行なう事、理容店で行なう事、エリアで行なう事、
そして組織で行なう事。
これらは、実行して当然であり、出来ないのであれば理容店を出店する資格が無いとも思うのです。
と、偉そうな事を書いてしまいましたが、エロ侍がもし今の仕事に就かないで、
修行が終わって、そのまま実家を継いでいたら、減収・減益の言い訳ばかり考えていたと思うのです。
繰り返しになり恐縮ですが、
理容師個人で行なう事。
理容店で行なう事。
エリアで行なう事。
そして組織で行なう事。
これらを勉強できる環境が存在しない事こそ、
そもそも問題であると考えるのです。
卒業式の最中、そんな事が脳裏をよぎりました。
では。