理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

理美容業界の震災被災者の言葉

今日は、株式会社十賀和(そがわ)の遠藤芳浩代表を取材させていただきました。
 
切っ掛けは、昨日いただきましたフェイスブックからのメッセージ。
 
 
震災支援の取組みが想像できるタイトルのリンク先が書かれているものの、うまく飛べないので
 
「じゃー直接聞きに行ってもいいですか?」と電話し
 
あつかましくも急遽、伺わせてもらいました。ありがとうございます。
 
 
こんばんは。本日もご訪問いただき、ありがとうございます。
 
理美容教育出版の関口です。
 
 
「理容師や美容師のボランティアは、被災地の過酷な状況に対して、どの位、現状を認識しているのか」
 
「安易な気持ちの活動が、被災者の心境を逆撫でしていることもある」
 
と教えてくれる遠藤代表は、系列店舗が津波被害に遭遇した被災者でもあります。
 
 
「家もない。現金もない。もちろん、当面の生活費を稼ぐために東京へ働きに行くまでの交通費すらない」
 
そのように、現実について話す遠藤代表のヘアサロンでは
 
閉店した店舗は数店舗にもなるのですが、幸いにもスタッフたちは全員無事とも話します。
 
 
「今、僕ができる事は被災者であるスタッフたちの生活費の支援」
 
「その次は、働く場所の提供。そして、満足に生活できる給与の支給」
 
と、語ると続けて、こうダーっと述べます。
 
 
「今後、災害孤児の受け入れも理美容業界だからこそ可能」
 
「超法規的な取組みとして、理美容専門学校の通信科生として受け入れ、顧客への施術を可能とする」
 
「こうすれば、受け入れ側のハードルも低くなる」
 
「であれば、通信教育で理美容師として生活衛生に必要な部分を学び、同時にサロンで技術が勉強できる」
 
「3年後の国家試験受験の頃までには、理美容師として必要最低限の知識と技術は習得可能」
 
「となれば、被災地へ独立出店が可能で、そこから復興へ協力できるのではないか」
 
「もちろん、現状としては問題は多いが、だからこそ取組む必要もある」
 
 
話を聞いていて思ったのは、理美容業界の教育関連の諸問題を
 
このタイミングで見直す必要があると感じました。
 
 
本当に、二年制で良いのか。
 
そこっす。
 
 
最後に遠藤代表のこんな一言が印象深いです。
 
「大手ヘアサロンが東北への出店を躊躇(ちゅうちょ)するかもしれないけど、ウチは積極的に出店します」
 
「会社は経営者の個人所有物ではないからね」
 
 
この一言を聞いた時、正直、心にグサグサ刺さりました。
 
ありがとうございます。
 
 
 
本日の感謝
 
株式会社十賀和(そがわ)の遠藤芳浩代表、アタラクシアの行方正生代表
 
WEEDの山口 淳代表、ありがとうございます。
 
色んなお話が聞けて楽しかったし勉強になりましたー。
 
 
 
明日の夢
 
移動時間が長いので、その間に原稿が打ち込めるのか。
 
寝ないで打ち込めるとイイなぁ。
 
 
 
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