理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

小さな理容室の店主。事業拡大を重ね、気が付けば県内の理容業企業売上げNO1経営者に。大躍進した理容師が語る理美容業界M&A、医師との協業など


某県内の理容企業売上げNO1経営者(理容師)D氏が上京。目的は都内の繁盛美容系サロンM&A打ち合わせ。また、関口が地味に取り組んでいる「理容師×薄毛治療医師 協業作戦」の仕組みに興味があると言うので、新宿・歌舞伎町奥の裏路地にある怪しい酒場で情報共有。今回はD氏から教わった内容を紹介します。

目次-CONTENTSー


理容師と医師の協業に可能性はあるのか
実際に今、取り組んでいる事例を知る

――ご無沙汰しております。前回、池袋で二日酔い確定の安酒を飲んでいたのは確か、コロナ禍前でしたので4年前になります。

D氏 えぇ。あれは酷い二日酔いでした。ま。そんな事は良いとして、今回上京した目的は都内美容系サロンM&A案件打ち合わせです。それと、関口が地味に取り組んでいる理容師と薄毛治療医師の協業企画についても知りたいです。

――私はD氏の美容系サロンM&Aについて興味ありますが、とりあえず「理容師×薄毛治療医師 協業作戦」が気になる理由から教えて下さい。

D氏 医師との協業に対して、今後の可能性を感じています。薄毛のみならず美と健康分野でも連動する事で、多くの消費者ニーズに対応できますので。

――つまり異業種との連携によって、理美容室の営業展開の幅が広がると言う事?

D氏 はい。その様に考えます。ところで、医師と協業している理容師で成果に繋げている成功事例は、どのような感じですか?

――まず理容師自身が、協業している医師による薄毛治療を受診するケース。実際に受診した理容師たちが抱いた感想を、顧客に伝える事で興味を抱いた方々が薄毛治療を選択する流れです。

D氏 へぇ。薄毛の理容師の髪が、治療によって生えてきたら説得力あります。

――それと、SNSやブログなどを通じて常に育毛や発毛、増毛などの情報を顧客に伝えている理容室も効果に繋がっています。理容室は髪の相談窓口と言う立ち位置を明確にする事で、顧客からの相談件数も増え、協業医師の紹介にも繋がります。

D氏 今後の理美容室経営には、協業と言う選択肢も必要ですね。

M&Aは理美容業界でも一般的に
理美容サロンや理美容専門商社も売買の対象

――今後も理容師と医師の協業について色々模索していきます。ところで、美容系サロンのM&Aと言うのは、どのような展開ですか?

D氏 そのまんまです。理美容業界専用の某M&Aサイトを利用して、売り出されているサロンを買収する感じ。

――M&Aの対象は大きな企業と言う印象でしたが、理美容系サロンでも取引されているとは。

D氏 今は一般的な話ですよ。理美容専用商社のM&Aも少なくありません。今回の美容系サロンのM&Aを切っ掛けとして東京進出を考えていますが、まだまだ先の話です。

――将来的な東京進出の布石として今回、上京。そして情報収集。あ。そうだ。素朴な質問。最初は小さな理容室の店主だったD氏ですが、なぜ気が付けば県内売上げナンバーワン理容企業の経営者へと躍進出来たのでしょうか?

D氏 それは恐らく行動したから。勉強した事を実践しただけ。はじめの一歩が踏み出せない理容室経営者は少なくありません。

と、まぁこんな感じで情報交換しました。その後は「なぜプラージュは東京に出店しないのか?」「メンズ脱毛サロンが増えている昨今。脱毛をメニュー化する理容室が少ない理由は何か」「カットメニューを中心にした営業形態の理容室の今後」などについて意見交換しつつ、今回は二日酔いにならない程度で3軒ほど酒場をハシゴしました。

今日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。

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【この記事を書いた変な理容師の紹介】

關口和彦(せきぐち・かずひこ)。SNSなど紹介まとめサイト
厚生労働大臣認定 管理理容師。 でも理容室経営してません。中央理美容専門学校 基礎科・高等専門科・大学科卒業後、都内の理容室勤務を経て理美容教育出版株式会社入社。 理美容業界誌編集を約16年行ない、独立。 雑誌編集感覚で小さな理容室の紙チラシを作ったり、理容室向け経営講習会 理容師カフェ 開催を通じて繁盛理容室の成功実例を共有。最近は、ネット印刷会社ラクスルラクスルらくらくデザインを活用した簡易チラシ作りに着目。誰でも・簡単に・安価で簡易チラシを正しく作り、正しく活用した結果、費用対効果が高くウェブ販促とは違った反応が得られている事例を、理美容師たちと共有。ラクスルらくらくデザインサイトで作る、チラシやニュースレター、販促POPの作成代行も承り中。お気軽に問合せ下さい。時々「理容室の成功事例を話せ」と振られると 紙チラシ集客の効果が平均値7倍を達成している一連を紹介しています。理美容専門学校が発行している機関誌編集では、理美容学生や理美容学校教育の現状などを取材。2018年に立ち上げた 髪の専門医師と理容師の協業展開 では理容室と病院、理容師と医師が連動して顧客満足度を高める仕組みを構築。 男女問わず薄毛のお悩み解消に取り組む。 提携中の薄毛治療クリニックで処方されている育毛・美肌 医療サプリメント ハエル 取り扱い中。 気になる方は、お問合せを。近畿地区の有名大学と理容師たちによる産学連携企画にも参加して、理容室専売品の市場調査から開発、販売促進なども行っている。その他、美容室専門の広告制作会社委託営業など、声がけ頂いた仕事を色々やっている50歳。「理容師カフェ」で検索されれば過去の取り組みが表示されると思いますので、詳しくはソチラで。